3つの歯周病「専門資格」を持つ院長が担当
その場限りではなく
「原因」にアプローチした歯周病治療
歯周病は「細菌感染」です。
精密検査で原因菌を特定し、オーダーメイドの治療プログラムをご提案します。
- 「位相差顕微鏡」で原因菌を特定
- 内服薬で治す「歯周内科治療」
- 「歯周外科治療」で難症例にも対応
～セカンドオピニオンも受付けています～
歯周病治療の「専門家」が在籍しています
令和4年に厚生労働省が行った調査によれば、国民の47.9%が歯周病の兆候を示していることがわかりました。これはまさに国民病ともいえる状況です。当院では、この歯周病治療に特に力を入れております。
当院の院長は、日本歯周病学会から「専門医」として認定されています。また、日本臨床歯周病学会「認定医」と「歯周インプラント認定医」の専門資格も保有しています。
榊原 武
経歴
| 平成6年 | 歯科医師資格 取得 |
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| 平成6年～平成11年 | 愛知県内歯科医院 勤務 |
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| 平成11年 | みはま歯科クリニック 開院 |
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資格・所属学会・団体
- 日本歯周病学会 専門医
- 日本臨床歯周病学会 認定医
- 日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本矯正歯科学会 会員
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本審美歯科学会 会員
- 日本再生歯科フォーラム 会員
コラム日本歯周病学会が認定する資格：「専門医」とは？
日本歯周病学会が認める「専門医」の資格は、歯周病治療において高い専門性を持つと判断された歯科医師に与えられるものです。以下では、それぞれの資格について詳しく説明します。
専門医
専門医とは、日本歯周病学会が認定した研修施設で一定期間以上の研修と臨床経験を積み、認定医資格を有した上で、歯周組織再生療法などを含む多数の症例を学会に提出し、筆記試験や口頭試問などの厳しい審査に合格した歯科医師に与えられる資格です。
これらの資格はいずれも5年ごとに更新が必要です。更新のためには、継続的な研修や学会発表を行い、日々精進して歯周病治療に関する最新の知識と技術を身につけていかなければなりません。
なぜ、歯周病は治療が「難しい」のか
お伝えしているように、日本において歯周病は国民病と呼べるほど、多くの方が悩んでいる病気です。例えば、次のような症状に当てはまる方は歯周病である可能性が非常に高いです。
・グラついている歯が数本ある
・歯茎の腫れや出血が気になる
・口臭が気になるようになった
・数年単位で歯周病を治療しているが、改善が見込めない
・すでに歯周病で複数の歯を失ってしまった
歯周病は一度発症すると再発しやすい病気ですが、原因は科学的に解明されているため、適切な治療や予防対策が可能です
しかし、治療や予防が可能であるにも関わらず、歯周病で歯を失う人は後を絶ちません。なぜこのような状況が生じるのでしょうか？ その理由について、2つのポイントがあります。
歯周病と生活習慣の関係
歯周病は生活習慣病とされています。これは、毎日の歯みがきなど、ご自宅での口腔ケアが不十分だと、治療後でも再発のリスクが高まるためです。また、不規則な食事や喫煙、ストレスも歯周病のリスクを高める要因となります。
歯周病治療における基本的なアプローチ
歯周病は細菌による感染症であり、効果的な治療には原因菌への直接的な対策が重要です。当院では、歯石や歯垢の除去を通じて原因菌の塊を取り除くことに加えて、原因菌そのものにアプローチした治療を行っています。
定期的なメンテナンスと専門的な治療を組み合わせることで、より良い結果が期待できます。当院では、患者さんの具体的な状況に応じた適切な治療計画を提案し、丁寧にサポートいたします。
歯周病で複数の歯を失った方や、再発に悩まされている方は、生活習慣や治療法に原因がある場合が多いです。当院では、科学的根拠に基づいた生活習慣の改善を行い、歯周病治療に努めています。お困りの方はぜひご相談ください。
オーダーメイドの「治療プログラム」をご提案
歯周病は、外から見えにくい歯茎の中で進行する病気です。加えて、細菌による感染症のため、原因となる細菌を特定することが重要です。なぜなら、それぞれの細菌に対して効果的な治療法や薬品が異なるからです。
当院ではまず、精密機器を用いた科学的な検査を行い、原因となる細菌を特定します。そして、患者さんひとりひとりに最適な治療プログラムを作成します。以下に、当院で行っている検査や治療について詳しくご紹介します。
噛み合わせの検査
噛み合わせの検査では、歯にかかる力のバランスを確認します。特定の歯に強い力が集中すると、歯ぐきや骨に負担がかかり、炎症が悪化することがあります。噛み合わせを整えることで、治療効果を高めて歯を長持ちさせることが期待できます。
また、「咬合性外傷」の確認をします。咬合性外傷は歯周病とよく似た症状ですが、治療法が異なるため、早期に判断する必要があります。
歯周ポケット検査
歯周プローブという器具を使い、歯周ポケットの深さを測定します。この深さは歯周病の進行状況を把握するための重要な指標です。通常、健康な歯茎では1〜2mmの範囲にありますが、3mm以上になると歯周病の可能性が考えられます。
CT/レントゲン検査
歯周病は、顎の骨を溶かしていく進行性の病気です。歯を支える重要な骨が次第に失われていきます。しかし、骨の状態は外からでは確認できません。そのため、正確な診断を行うためにX線検査を実施します。
当院では、この検査に「CT/レントゲン」を採用しています。CTはお口の周囲全方向から撮影できるため、立体的に顎の骨の状態を確認できます。
口腔内写真撮影
口腔内の状態を記録します。磨き残しや噛み合わせ、歯並び、治療後の変化など口腔内の状態を詳細に記録します。
位相差顕微鏡検査
歯周病を引き起こす菌は、種類によって治療法が異なります。当院では、位相差顕微鏡を使用して、生きたままの細菌を観察し、その動きや形態から特性を見極めています。原因菌を特定することで、科学的根拠に基づいた適切な治療につなげることができます。
原因菌に直接働きかける治療プログラム
検査と診断が終わった後は、適切な治療を進めます。当院で提供している治療プログラムの一部をご紹介します。
エアフロー
当院では、「エアフロー」という機器を使用して、お口のクリーニングを行っています。エアフローを使用することで、細かいパウダーを歯に吹き付け、汚れを効果的に落とすことが可能です。歯や歯肉に傷をつけるリスクもありません。
「PMTC」で口腔内をケア
歯周病の改善には、毎日の自宅での歯みがきが欠かせません。しかし、歯と歯の間や歯周ポケットに蓄積された歯石や汚れは、日常のケアだけでは落としきれないことがあります。これらの頑固な汚れを取り除くためには、専門的な器具を用いた処置が必要です。
当院では、「PMTC（Professional Machine Tooth Cleaning）」というお口のクリーニングを提供しています。PMTCは、歯科衛生士が専用の器具を用いて歯石や歯垢を徹底的に除去する治療のことです。患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせた丁寧な施術を心がけていますので、ぜひご利用ください。
内服薬で治す「歯周内科治療」
歯周病菌の種類によって、お薬での改善が期待できる場合があります。まず、唾液検査を行い原因となる菌を特定します。その結果に基づいて、必要であれば「ジスロマック」などの抗生物質を処方し、治療を進めていきます。
重度の歯周病を治療する「歯周組織再生療法」
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、歯が不安定になります。その場合、多くの歯科医院で抜歯が選ばれることがあります。場合によっては、自然に歯が抜ける可能性も否定できません。
しかし、歯を支える骨を再生させる、歯を保持し続けることができるかもしれません。当院では、「歯周組織再生療法」を用いて、骨の再生と歯の安定化を目指しています。
以下に、その詳しい治療内容をご紹介します。
エムドゲイン
「エムドゲイン」という特殊なたんぱく質を含む薬品を、歯肉を切開し、骨が失われた部分に塗布します。
エムドゲインはゲル状の薬液で、GTR法（誘導再生法）と似た手法で顎の骨と歯の間に充填されます。これにより、骨の再生が促進されることが期待できます。
効果には個人差がありますが、骨の再生は通常数ヶ月から1年程度かかります。詳しくは、以下の動画でエムドゲインがどのように骨を再生させるかをご覧ください。
※次の動画をご覧ください。エムドゲインが骨を再生させる様子がわかります。
歯周ポケットの奥に潜む歯石を除去する「歯周外科治療」
歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなり、その奥に歯石が蓄積されてしまいます。症状が重度になると、通常の器具では奥深くにある歯石を取るのが難しくなります。
そのまま放置すると歯周病はさらに悪化し、最終的には抜歯が必要になることもあります。こうしたケースでは、歯肉を外科的に切開して歯石を取り除く「歯周外科治療」が効果的です。根元にたまった歯石を確実に除去できますので、歯周病の進行を食い止めることが期待できます。
顕微鏡を用いた繊細な外科治療
マイクロサージェリーとは、歯科用の顕微鏡や拡大鏡を使って、非常に細かく丁寧な手術を行う治療法です。歯ぐきや歯の周りの組織を傷つけず、精密に処置できるため、痛みや腫れが少なく、治りも早いのが特徴です。見た目の仕上がりも自然で、患者さんの負担を減らすことができます。
FOP法
FOP法は、歯周ポケットの奥に溜まった歯石を除去する治療方法です。まず歯茎を切り開いて歯石を取り除き、その後に縫合します。歯石や汚れが取り除かれ、炎症の回復が期待でき、歯周ポケットも徐々に浅くなっていきます。
歯の根元を守るための治療法：ルートセパレーション
奥歯には通常、複数の根があります。歯周病が進行すると、これらの根の周囲の骨が失われ、根の分かれ目が露出することがあります。この部分に歯石が付着すると、通常のクリーニング方法で取り除くのは困難です。
そこで当院では、奥歯を2〜3つに分割し、歯石を簡単に取り除くことができるようにする「ルートセパレーション」という治療を行っています。歯石の除去後には、被せ物を装着して見た目と機能性を回復します。
失われた歯肉を取り戻す「歯肉移植術」
歯周病が進行すると、歯肉の腫れと退縮が同時に発生します。
治療を続けることで腫れは落ち着きますが、その結果として歯肉の退縮が際立ち、歯が長く見えることがあります。この状態では、本来なら歯肉に隠れているべき部分が露出するため、見た目だけでなく知覚過敏などの問題も生じることがあります。
当院では、「歯肉移植術」という外科的な施術を用いて、失われた歯肉を改善する治療を提供しています。
セカンドオピニオンも受け付けています
歯周病は、一度発症すると再発しやすい感染症で、多くの患者さんが悩んでいる病気です。
細菌が原因であると同時に、生活習慣病としての側面もあります。治療には、患者さん自身の協力が不可欠です。当院の尽力だけでは、毎日の歯みがきや定期的なメンテナンスを怠れば、完治は難しいでしょう。
当院ではセカンドオピニオンを受け付けています。長年歯周病治療を行っているのに改善しない方や、すでに何本も歯を失い、残りの歯を守りたいと考えている方に、お気軽にご相談いただければと思います。
コラムご存じですか？歯並びと歯周病の「関係」
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい場所ができて歯垢（プラーク）が溜まりやすくなります。そのため、細菌が繁殖しやすくなり、歯ぐきに炎症が起きて歯周病が進行しやすくなります。
また、噛み合わせが乱れていると、特定の歯や歯ぐきに過剰な力がかかり、歯を支える歯槽骨がダメージを受けやすくなるため、歯周病のリスクが高くなってしまいます。
当院では、歯並びの乱れが歯周病の原因として考えられる場合、矯正治療をご提案させていただくことがございます。矯正治療は見た目の改善だけではなく、お口全体の健康維持のために非常に有効ですので、歯周病にお悩みの方は、歯列矯正も一つの治療の選択肢に入れられることをおすすめします。
初診「個別」相談へのご案内
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
〒470-3235
知多郡美浜町
大字野間字中町98の3
